第105号:「どれだけ就職活動をしてきたか?」

大学センター試験もほぼ無事に終わったようですね。天候に交通機関、最近は英語の再生機器と試験のスタッフをされた方々は気苦労が耐えなかったことでしょう。大学は期末試験の準備に入り、学生もレポート準備や授業ノートの調達に走り回る姿が目に付くようになりました。就職活動もこの位、気合いを入れて目の色を変えてくれたら良いのですが、なかなかそうはいきません。それは採用担当者の勝手な希望なのですが。

 

メディアの報道や業者の情報等では、今期の学生の就職活動の出足はノンビリしてきたと言われています。就職環境の急速な改善のせいなのか、「今年は売り手市場」との報道のせいなのか、原因はよくわかりませんが、私の就職ガイダンスの経験でも同感です。

春先はかなりの勢いで学生さんがセミナーに集まってきたものですが、夏から秋にかけて企業の業界セミナーや大学でのガイダンスが増加するのに反比例して学生の集まりが落ちてきておりました。一部の大学の就職課や教員の方々からは、この状況の危機感を訴える声も耳にします。「学生の準備不足で困る。」・・・ etc.

 

確かにその通りではあるのですが、よく状況を考えてみれば超早期化の現状ではそれも仕方のないことであります。セミナーで学生集客が今ひとつの企業の採用担当者も似たような発言をされることがありますが、我ながら勝手な発言だなあと思います。「大学で学んだことをどのように企業で活かしたいですか?」まだ3年生の秋でまさにこれから大学生活の集大成に入ろうという学生には答えも見つからないことでしょう。理系面接などでは研究テーマ(大体が卒論・修論テーマ)を訪ねますが、学部3年、修士1年ではまだ配属もテーマも決まっていませんね。

 

採用選考って、学生が「どんなキャンパスライフを過ごしてきたか?」と総合的に判断するものだと思うのですが、大学も企業も気づかぬうちに「どれだけ就職活動をしてきたか?」で判断していませんかね?気のせいだと良いんですが、「準備不足」って学生を怒る前に気をつけたいものです。

しかし、若者を甘やかさずに伸び伸びと育てるって本当に難しいことですね。

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