第136号:大手企業の採用活動が収束

GWも明け、大手企業の内々定出しは一段落いたしました。いくつかの企業に採用状況を伺ってみると、売り手市場と言われながらも、そこそこ順調に成果が出ているというところが多いです。そのポイントは何か特別な施策としたというよりも、学生とのコミュニケーションを丁寧に行った、という点にあるようです。

 

今シーズンの企業の採用戦略の傾向は言い尽くされているとおりですが、やはり下記の2点につきると思います。

 

  • 選考時期の早期化

⇒企業セミナーの方は、現状(10月)からこれ以上は早くはできないようですが、採用選考の方は2週間ほどスタートが早まっているようです。協定を遵守している大手製造業や総合商社は例年通り4月から選考を始めていますが、3月中に選考を済ませて4月からは連日フォロー面談という企業もありました。

  • リクルーター制の導入

⇒導入規模(リクルーター人数)、開始時期、運用内容はまちまちですが、どこの企業も人海戦術で早期から展開しています。大企業と比べると不利な中小企業も、こまめに社員を出身大学に送り込んで学生とコンタクトしているところは順調に成果をあげています。

 

さて、企業の採用活動は意外と順調だと書きましたが、これは正確に言うと「予想通りの成果が上がっている」ということのようです。決して企業側が苦労せずに良い人材を確保できているということではなく、採用選考プロセスが以前よりかなり緻密になり、学生との直接コンタクトが増えた結果、採用状況の把握が正確になってきた、ということです。

 

今の企業セミナーは、単純な一方的なプレゼンテーションではなく、参加型のワークショップやグループ・ディスカッションが増えてきましたから、応募学生の理解度も深まって応募意欲が高まると同時に、企業側ではそういったコミュニケーションの中から学生の志望度具合や応募水準が把握しやすくなってきています。そのため、わりと初期の段階から今シーズンの結果の予測がやりやすくなっており、いざ蓋を開けたら学生が集まらない、といった事態を避けられているようです。

(逆に、これまで通りのやり方を踏襲している企業は思った通りに成果が出ないと嘆いています。)

 

しかしながら、成果の最終的な判断をするにはもう少々時間がかかることでしょう。このGW中に、学生からの相談では「A社とB社の内定があるのですが、どちらが良いでしょう?」という相談が増えたたのですが、昨年と違ってA社もB社も遜色のない良い企業であることが多いです。やはり今年は売り手市場で企業の選考基準も緩んできているのでしょう。

それにしても、最近は早々に採用応募を締め切る大企業が多いです。まだまだ優秀な学生が居るのに勿体ないなあと感じるこの頃です。思わぬ辞退者発生で苦労しませんように・・・。

 

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