第283号:動活(動画を使った就職活動)2.0とは

皆さんは「ドー活(動活)」という言葉はもう耳にされていますか?この春の就職活動を終えた学生に様子を聞いたところ「最近、動活というものが出てきたらしいですよ。」とのコメント。さてはまたブラック企業に面接で脅された(恫喝)のか?と思ったところ、動画を使った就職活動(自己PR)のことだそうですね。

 

このサービスは、昨年の秋からチラホラ聞き始めました。上位大学の学生がスマホで自分のPRを撮影し、企業採用担当者むけの求人サイトにアップする仕組みです。いわゆる逆求人企画のネット版といえばわかりやすいでしょう。このシステムの最大の魅力は、動画の効果と言うよりも、上位校の学生に絞られているという初期選考の労力削減になるところです。いくら机の上で学生の生の姿が見られるといっても、膨大な応募者全部を見る時間は採用担当者にはありませんから。

 

一方、企業側も採用広報セミナーをビデオで収録し、オンデマンドで学生が時間や場所に囚われずに見たい時に見られるシステムも現れ、なかにはリアルタイムに学生とコミュニケーションできるサービスも出てきましたから、地方学生には朗報でしょう。こうした企業側の動画の活用は、今後ますます進んでいくのではないかと思います。動画のコンテンツは作成は手間がかかりますが、一度作ってしまえば何度も再生ができますし、ネット配信ならばセミナー会場の確保というコストもかかりません。どの程度見られたかという聴取率も測定することも可能です。

 

さて、では大学では動画をうまく就職支援に活用できているかというと如何でしょうか?キャリアセンターでは、模擬面接やグループ・ディスカッションの対策ビデオを用意して誰でも閲覧できるようにしているところもありますが、上述の学生・企業との使い方での大きな違いは、動画を一方向の情報提供だけで使うか、双方向のコミュニケーションとしても活用するかの違いです。手垢の付いた言い方ですが、動活2.0ですね。

 

そんななか、大学でも動活2.0的な使い方が出てきたと感じています。それは授業での動画を使った課題作成&報告です。経営学関係のゼミ等で、研究対象企業に協力して貰い、学生にビデオで調査報告させるものです。これはビデオ制作という作業を通じて企業と学生(大学)がコミュニケーションをとり、相互理解を深めることができます。そうしてできたコンテンツが、ゼミ報告だけではなく、大学の資産として活用されるようになれば、素晴らしいのではないでしょうか。採用活動が大きく変わろうとしている今、動活は大学と企業が直接に関係をもつために絶好の機会になると思います。

 

さて、今年も法政大学で新しいビデオ教材の研究報告会を開きます。今回はキラリと光る中小企業(製造業)と流通小売業(百貨店)を舞台にした新作2本と、新たに「ビデオ教材の活用法」という教職員向けのビデオ(参加者に差し上げます)も作成しました。動活2.0も話題にしながら情報交換をしたいと思いますので、ご関心のある方は、どうぞお越し下さい。

 

▼「新作教材ビデオ」ワークショップ(8月1日)⇒教職員向けです。

http://3dep.hosei.ac.jp/event/details/2014/06/16/id3290

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